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好酸球性副鼻腔炎は、膿性鼻汁は少なく、ポリープによる鼻閉が出現するまで自覚症状は乏しいが、問診すれば微小な鼻茸により嗅覚障害は早期に出現していた場合が多い。症状の重症度は血中および組織中好酸球数ならびにECP値に相関する。上述のように、粘膜温存による内視鏡下鼻内手術を施行しても、好酸球数が増加するとポリープは早期に再発する。術後2年以内に38%の症例で再手術が必要になった。経口ステロイドの内服で好酸球数が減少すればポリープも縮小する。全身倦怠感と体重増加を理由に経口ステロイドの内服を拒否し、吸入ステロイドと抗ロイコトルエン薬で喘息を管理していた20歳代女性の自験例では、気管支喘息治療開始2年後に好酸球慢性副鼻腔炎が発症し、副鼻腔炎発症2年後に内視鏡下鼻内副鼻腔手術を行った。
手術の翌年から片側に好酸球性中耳炎を合併した。さらに、下鼻甲介粘膜腫脹に伴う鼻閉のため、副鼻腔手術3年後に下鼻甲介粘膜切除を施行したが、その数週間後には、それまで10%台であった血中好酸球数は40%に増加し、好酸球性胃炎と膵炎を併発した。入院後主治医の強いすすめで、プレドニン10mgを服用した直後から好酸球数は7%に減少し、腹痛、鼻症状、耳症状は軽快した。しかし、その後今日まで3年間プレドニン投与は中止できず、好酸球数の変動に伴い減量と増量を繰り返しながら投与し続けている。この症例の経験から私は、好酸球は治療により集積する臓器を移動させるeosinophil wanderingが起こっていると考えている。つまり、これまでの喘息治療の主体であってsystemicな経口ステロイド投与では全身の好酸球が減少していたが、ベクロメタゾンやフルチカゾンなどの吸入ステロイドは気管支への好酸球集積は抑制できるが、気管支から追い出された好酸球は上気道へ移動し、好酸球性副鼻腔炎を惹起する。




 
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