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高齢者に多い椎骨脳底動脈循環障害というめまいは、一時的に片側の前庭神経核領域への血流が減少することでおこるめまいです。前庭神経核領域は脳幹でもっとも血流が悪くなりやすく、脳の血圧の変動(若年者では急に立ち上がるときの貧血や低血圧、高齢者では降圧薬の過剰、頸椎の変形、動脈硬化など)にとって一時的に前庭機能が低下することでめまいをきたします。前庭神経核に隣接する三叉神経核も虚血になれば、口角周囲などのしびれも伴います。もし両側の椎骨脳底動脈で血流が低下して前庭神経核で血流低下すれば回転性のめまいより歩けなかったりふらふら感が強くなります。さらに低下すれば意識も低下します。数分で血流が回復する状況を椎骨脳底動脈循環障害と呼びます。
脳の虚血による神経症状が24時間以内の場合を一過性脳虚血発作(TIA)、24時間から3週間を可逆性虚血性神経脱落症状(RIND)、それ以上を脳梗塞と呼びます。めまいが主症状のTIAも多く、このようなTIA患者が5年以内に脳梗塞を来す確率は20%以上といわれています。
心臓より高い位置にある頸動脈(のどの軟骨の後ろで拍動を触れるところ)は、座位や立位では上腕の血圧が60mmHgでほぼふれなくなります。脳動脈圧も上腕血圧よりも50mmHgは低いため、60mmHg以下では血液が流れず、失神します。そのとき、横になると、脳と心臓が同じ高さになり、血流が再開して意識がもどります。通常、首から下の血圧が常に変動しているのに対し、頭蓋内血圧は脳循環自動調節機構の働きで平均上腕血圧が60mmHg-150mmHgの範囲ではプラトーで一定していますが、上述のように60mmHg以下では虚血になります。小児の場合、自律神経機能が未熟なためこの調節機構が十分でなく、朝礼などで長い時間立っていると起立性低血圧になります。高齢者でも低血圧の女性ではいわゆる立ち眩みとしてよくみられるめまいです。一方、慢性高血圧患者では、プラトーが高血圧側に移動して、たとえば平均上腕血圧が100−170mmHgの間で脳内血圧は一定になります。このような患者さんに上腕血圧だけを指標に降圧薬を投与して、90mmHgにすると、頭蓋内血圧は低下し、脳虚血になります。さらに頸動脈の動脈硬化や頸椎の圧迫による狭窄、不整脈、血栓があれば、一時的でなく脳循環は低下します。
とりあえず横になって回復するめまいはこのタイプのめまいのことが多いです。
このような脳循環を改善するにはゆっくり立ち上がることや、バッグ法や重曹(メイロン)投与で血液中の炭酸ガス濃度をあげることが有効です。
最近、高齢者には特有のめまいもあると考えられています。その症状の特徴や原因ははっきりしていませんが、側頭葉という部分のてんかんに似たメカニズムではないかという考えもでています。
 


 
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