ドクター紹介

院長 宗本 由美

1995年 関西医科大学卒業、関西医科大学付属病院耳鼻咽喉科入局
2001年 関西医科大学大学院研究科博士課程修得
2007年 関西医科大学医学部助教
2008年 関西医科大学付属男山病院講師
2009年 ザ・北浜タワー 耳鼻咽喉科皮膚科クリニック開設
2012年 医療法人 華風会 設立
医療法人 華風会
ザ・北浜タワー 耳鼻咽喉科皮膚科クリニック開設
院長 宗本 由美

院長挨拶

元々ヒトに備わっている免疫力の向上は病気を治すだけでなく、病気の予防にも非常に重要です。エイジングケアとは見た目の抗老化だけでなく、個々の免疫力、すなわち体の中が錆びないようにメンテナンスすることだと考えます。耳鼻咽喉科と全く無関係のように思われがちです。しかし、免疫力賦活、抗炎症作用は様々な病的状態の改善、予防に重要であると考え、当クリニックでは取り入れています。

理事長・医師 久保 伸夫

1955年 神戸市生まれ
1980年 関西医科大学卒業 関西医科大学耳鼻咽喉科研修医
1986年 関西医科大学耳鼻咽喉科助手
1987-1988年 Wake Forest大学耳鼻咽喉科留学
1988-1990年 Harvard大学耳鼻咽喉科留学
1991-2000年 関西医科大学耳鼻咽喉科講師
2000-2001年 関西医科大学耳鼻咽喉科助教授
2001-2008年 関西医科大学助教授、付属男山病院部長
2008-2008年 関西医科大学付属男山病院病院教授
理事長 久保 伸夫

理事長挨拶

耳鼻科医になり29年になります。その間、留学中を含め、めまいと鼻の臨床に関わり、成功も失敗も多くの経験をつんできましたが、その全ては患者様から学んだことであり、我々はそれを目の前の患者様を治すことで恩返しする義務があります。確かに、テクノロジーの進歩に支えられ、私どもの知識や技術も進歩し、1990年から始めた内視鏡下鼻内手術は数多くの臨床経験を持っています。レーザーや内視鏡、立体マスクなど新たなテクノロジーを取り入れた機器や手術を開発し、外鼻形成など新しい分野の治療も行ってきました。また口腔や咽頭でも高齢者の問題に多くの経験があります。これらの領域では病気だけでなく、解剖や生理など身体や感覚のしくみそのものに深い理解があります。
しかし、最も重要で経験と知識を要するのは、検査でわからない患者様の訴えを正しく理解し診断することです。高齢者が痰と訴える症状の多くはつばです。痰という訴えを疑わず去痰薬を出しても解決しません。鼻づまりだと言う訴えに鼻を広くする手術を行いさらに悪化することもあります。鼻づまりは複雑な感覚で、鼻が広すぎても鼻づまりを感じます。当クリニックはいわゆるサージセンターではありません。手術以外にも多くの選択肢があります。「知らない、わかっていない、治らない」、「何もしない方がよい」という結果になることもありますが、費用対効果を含め可能な限り御説明します。これまで受けられた診断や治療にご不満がある方、ネット上では個々のご相談に答えることはできませんが、当クリニックを通じてご予約いただければ、東京・ソウル・その他でもご相談に応じることができます。

院内設備

耳鼻科診療室

電子スコープ・画像ファイリング

電子スコープ
電子スコープ

本クリニックの内視鏡はNBI光源付きのオリンパス社ビセラpro電子スコープです。私は子供の鼓膜観察にもこれを使います。内視鏡はグラスファイバーを束ねたものの一端にカメラをつけて反対側の対象をファイバー越しにみるのに対し、電子スコープはファイバーの先端にカメラをつけて直接撮影するもので圧倒的に画質が鮮明で質感があり、肉眼やファイバースコープに較べ診断能力は著しく高いものです。この機種の開発には私も関与し、普及にも努めてきた思い入れのある装置です。現在もまた新しい処置用内視鏡の試作を行っています。

画像ファイリング

当クリニックでは取り込んだ画像は静止画も動画も付属音声、さらに聴力検査の結果もmaxfileという我々が開発に関与したファイリングシステムで管理します。将来的にはX腺やCTの画像も一元管理していきます。これまでの経過が瞬時に比較できる事は診療やその説明を受けるときに大変役に立ちます。

NBI検査装置

NBIとは通常は見えない粘膜下の血管を特殊な光線をあてて透視させたガンに特徴的な血管を見つけるための装置です。がん以外でも粘膜や鼓膜の浅いところの血管がみえるため、電子スコープに付属しているので、内視鏡検査も最中に光源をNBIに切り替えるだけで痛みもほとんどなく1分以内で検査できます。

耳洗浄装置

耳洗浄装置

耳洗浄は耳の治療の基本ですが、よい装置が無く行われている耳鼻科はまれです。この耳洗浄装置は私が10年前から使っているアメリカの装置で、アメリカでは広く使われています。36度の温流水で行う耳洗浄はとにかく気持ちの良いものです。耳がかゆい、中耳炎で耳漏が止まらない、MRSAや緑膿菌などの耐性菌などに有効な装置です。

鼻洗浄装置

鼻洗浄装置

鼻洗浄も副鼻腔炎治療の基本です。花粉症では患者様自身で鼻うがいして花粉を洗い流すようにご指導しています。クリニックでの鼻洗浄は実際にホウ酸入りの生理食塩水を一側の鼻に入れて反対に鼻や口から流す方法で苦しかったりむせることもありますが、リノフローと呼ばれるこの装置はミストシャワーで鼻内を洗浄する方法で、鼻に当てるだけで簡便に、副鼻腔付近まで洗浄できます。この装置も国内ではあまり使われていません。

レーザー装置

レーザー装置

この装置は小型の炭酸ガスレーザーです。8w出力ですが、画期的な導光システムのため、他の機種なら20w出力に相当します。ハンドピースも細く、鼻の中の照射でも痛くありません。鼻粘膜の治療をメインに開発されたレーザーで我々のアドバイスが盛り込まれたレーザーです。

手術室

内視鏡手術装置

内視鏡手術装置

内視鏡手術の進歩は、機器の進歩によるものといっても過言ではありません。海外メーカーとの付き合いが深く、これまであらゆる機器を試してきました。ゴルファーと同じで、すぐ新しい道具が欲しくなります。内視鏡は0度、45度、90度のストルツ社製ホプキンス硬性内視鏡です。45度を多用します。カメラはオートクレープ可能なストルツのシングルチップ、モニターはIKEGAMI社製です。

マイクロディブリッター

マイクロディブリッター

今やほとんどの耳鼻科手術室にあるマイクロディブリッターという回転刀で組織を切除しながら吸引していく手術装置です。圧倒的なシェアーを持っているメドトロニック社のXPSですが、最初の機種の1号機はペンシルベニア大学、2号機はピッツバーグ大学、3号機を私が個人輸入して関西医大で使いはじめました。今もメドトロニック社の本社を訪れてアドバイスを続けています。

皮膚科診療室

デルマスコープ

デルマスコープ

デルマスコープは皮膚や毛穴を拡大してみる装置で、顕微鏡と肉眼の中間程度の倍率があり、病気の診断や説明をうける際に役に立ちます。

点滴ルーム

リカバリーチェア

リカバリーチェア

当クリニックで最も快適なところは、堺筋に面したリカバリー室です。ベットにもなる大型のリクライニングチェアで、術後の安静や点滴を行います。こだわって選んだ快適なチェアーで、外来診察の点滴や簡単な処置もここで行います。点滴も周囲から見下ろされるベットよりもチェアーの方が落ち着きます。

連携医療機関

病院

検査センター